日之出酸素のブログをご覧頂き、ありがとうございます

今回は、会社(仕事)のことではなく、猫のことを書こうと思います。

みなさんは「地域猫」という言葉を聞いたことがあるでしょうか？

「地域猫」とは、一言でいうと「地域で管理されている野良猫」のことです。

特定の飼い主がおらず、外で生活するという点では「野良猫」と同じですが、「地域猫」は、地域住民の合意のもと、特定のごはん場やトイレを設置して、みんなで適切に面倒を見ていくという点で大きく異なります。

飼い主のいない猫が増える原因は大きく二つあります。

一つは、猫を捨てる人がいること。

もう一つの大きな原因は、飼い主のいない猫どうしが繁殖して、子猫が生まれることです。

地域猫活動とは、

①「飼い主のいない猫を今以上に増やさないための活動」

②「今生きている猫が『地域猫』としてその地域と共生するための活動」

③「猫による迷惑をできるだけ減らすための活動」

④「寄生虫や感染症の発生源にならないよう健康管理にも留意する活動」

になりますが、その中で重要なのが飼い主のいない猫を今以上に増やさないことです。

猫の数が減れば、猫による迷惑も当然、減少します。

野良猫を減らすために保健所にお願いすれば良いのでは、と思う方もいると思いますが、犬は狂犬病予防法により捕獲が可能ですが、猫に関する法律はないので行政が野良猫の捕獲を行うことはできないそうです。

子猫が生まれない一番確実な方法は不妊(避妊・去勢)手術を施すことです。

対象となる猫を捕まえて、手術後、元の場所に離します。

このことにより、その猫は一代限りとなり、子孫が増えることがなくなります。

この方法をＴＮＲ(Trap[捕まえる]、Neuter[手術する]、Return[戻す]もしくはRelease[放す]の頭文字)といいます。

自治体によっては、この不妊(避妊・去勢)手術に助成金が出る所もあり、私の住んでいる延岡市には「飼い主のいない猫の不妊手術助成事業補助金交付制度」があります。

当然ですが、申請⇒交付には色々と条件はありますが、素晴らしい制度だと思います。

不妊(避妊・去勢)手術を行った猫は、目印のために耳先をカットします。

ピアスをつけたりする場合もあるようです。

道端で耳先をカットされた猫に出会ったら、その子はきっとその付近で可愛がられている地域猫ちゃんのはずです

ACジャパンが、公益財団法人「日本動物愛護協会」の活動を支援するキャンペーンCM「HELLO地域猫！」のコマーシャルを見たことがある人も多いと思います。

ハローキティとのコラボCMです。

猫好きな人がいる一方で猫が大嫌いという人もいます。

餌やりのルール(置き餌をしない、食べ残しは片付けて掃除する等)やトイレの設置等で地域の全員が快適に過ごせるように、しなければいけないことは大前提ですが、野良猫を作り出しているのは人間の都合であることも事実だと思うので、不幸な猫が増えないことを願っています。

地域猫とまで言えるか分かりませんが、TNRした猫の写真です。

娘猫（捕獲時）↓

娘猫（ＴＮＲ後）↓

母親猫（ＴＮＲ後）↓

一代限りの命を幸せに過ごして欲しいと思っています。

本社：管理部：👩